真紅 雛苺 水銀燈 翠星石 蒼星石 カナリア 人形もう一体 ヒキコモリ その姉
ローゼンメイデンというシリーズの人形7体がアリスという完璧な人形になるためにいろいろと奮闘するという作品。この作品前外務大臣の麻生太郎が読んでいたことで有名ですがそんな外務省推薦作品な上に百合要素がある漫画とあらば読まないわけにはいきません。簡単に言うと猫ぐらいの大きさの小型の生きている人形7体が出てきて人間を主としていろんな騒動が起きます。「人形が動く喋る話」と聞くと鼻で笑ってしまいそうですが、まだ読んでない人は頭の中でものすごくカワイイ人形を想像してみてください。この作品ではその想像した以上にカワイイ人形が出てきます(ただし7体中4体が)いや今さらですが漫画って絵の上手さって重要ですね。この作品絵が下手な人が書いてたら面白くなかったと思います。なにが言いたいかというと人形が喋るという不自然さよりも登場する人形のカワイさが上回ってるので強引にでもその人形が喋る世界に納得してしまうということです。おっと別にそういう趣味はないですよ。でもほんとにカワイイです。
(ここから先は読む前に余計な情報はいらないという方は読まないようにしてください)
ストーリーに関しては全部省くといたしましてこの作品大きく分けて4つの百合ポイントが発生します。1つ目が英国貴族のような態度の主人公人形がワガママな子供人形をしつけようとするプレイ、2つ目が双子の姉妹人形によるすれ違いプレイ、3つ目がチョイ悪人形と病弱死にたがり娘によるプレイ、4つ目がマヌケな子供人形をOLの人間が溺愛するプレイです。他の3つは省くとしましてとにかく3つ目、3つ目の悪人形と死にたがり娘の関係に注目してください。悪人形が本当は殺すつもりで人間に取り憑こうとしたらその人間が余命短くもはや看病されるのにも疲れむしろ殺してくれとお願いされてとまどいためらい始めるという関係です。そんなに出番は多くないものの他では見れない珍しい関係でとてもインパクトがあります。百合目的で見た場合間違い無くこの作品の本命になると思います。2つ目の双子姉妹人形も悪くないんですがいかんせんすれ違いが多くて2人で出てくるシーンがあまりありません。ストーリーもかなり良く出来ていてさすが外務省推薦漫画と思いました。ただ、7体中4体はいいんですが残りの3体がどうもイマイチでその中の2体は明らかにキャラが被ってますし、もう1体もキャラが薄く変な名前だったのと片目にバラがついていたことだけは覚えています。あと終盤に読んでいる人誰もが避けることができないあっと驚く展開が待っています(作品の根幹に関わることなのでどんな展開が待っているのかは秘密です)あんなことになってしまい残念でした。なお主人公はヒキコモリな中学生男子だったりしますが途中からオマケ扱いになるのであまり気にする必要はありません。それにしてもこの人形の名前の付け方がすごいセンスだなあと思いました。バラの品種かなにかなんでしょうか。ちなみにアニメ版もあるようですがこれは漫画版の話です。全8巻です。
**************男が出ない度:★★(実は主人公は男)
******************ルックス:★★★★★
********シュチュエーション:★★★★★
********************百合度:★★★
*******悪人形×死にたがり娘:★★★★★
作品:A 出版社:幻冬舎
ジャンル:バトル 姉妹 漫画
※これは感想です効能には個人差があります
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