今まで1000本近くのレズものAVを見ましたが間違いなくその頂点に君臨する制服レズビンアン。いったいなんであんなに面白かったんでしょう。そしてなぜ制服レズビアンを観終わった人は皆一様に口を揃えて「私は神を見た」とつぶやくんでしょう。今回はなぜあんなに面白いことになったのか科学的に考えてみました。
1位:出演者の組み合わせが良かった
これを外すわけにはいきませんね。ありきたりな表現ですが1+1が見事に5にも10にもなっていました。二人が親友同士なのはもちろんのこと巨乳と微乳、白肌と日焼けボディー、黒髪と茶髪。対比的にも素晴らしいものがありました。そして重要なのが二人とも初の完全レズ作品同士であるということで、もし5本も10本も出ている人だったらここまでときめかなかったと思います。まるで焼肉とご飯のような相性の良さ、そして初めて食べる味。この二人を出演者にしようと決めた人にはいくら賞賛してもしきれません。この作品を超えるのはもう無理だろうと思わせる最大の要因です。
2位:作品時間が長かった
意外とこれも大きかったと思います。正確には236分、今までの1対1の作品で最長だったのがマンコがマンコに恋をする理由森下くるみ編の180分、それに次ぐのがラブレズ002の175分、他の1対1の作品で3時間級なのはこの2本ぐらいなわけですから236分がいかに長いかがわかります。もしこの作品が普通の2時間ものだったら必ずどこかをカットしないといけないわけです。全てが短縮されていたわけです。いったいあの内容のどこをカットしろというのでしょうか。最初のやりとりからエンディングのイチャイチャまでどこも切るところがありませんね。ドラマ部分だって4プレイ目のプレイにも繋がっています。4時間にすることで全ての流れを見せてもらえました。最初から4時間の作品にしようと決めていたのか作ってる間に「これ切るところないぞ」と4時間になったのか。どっちにしろ最高の判断でした。
3位:監督が最高の仕事をした
まず、道具を使わなかったこと。これが一番大きいです。こういうラブラブ重視の作品で「ブーン」という異常な音がしたり奇形な道具が出て来たりしたら台無しもいいところです。どんなに美しい自然の風景でも工事の音がしたり異様な人工物が立てられたりしたら台無しになります。ラブラブ作品と道具は決して相容れません。そしてもう一つが出演者をルールで縛らなかったことです。プレイを見ると出演者が自由にやってるのが良くわかります。最低限の決めはあったでしょうがここでああしてこうしてという具体的な指示が無かったのは間違いありません。なので次にどんなプレイに入るのかというのがなかなか読めませんでした。なにより出演者が楽しそうでした。道具を使わないのは普通の良監督でもできますが、この自由にやらせたというのは井坂監督のファインプレーですね。
まさかまだ観てないなんていう人はいないと思いますが、もしいたら是非ご自分の目でお確かめください。歴史が変わる一品です。万が一面白くなかったとしてもこの作品を見ずに死ぬのは超もったいないです。
1)出演者の組み合わせが良かった
2)作品時間が長かった
3)監督が最高の仕事をした
…は、「レズものAV・良作の三条件」と言い換えられそうだなー、という印象です。三つの条件につき、不肖・冷風の考えを補足させていただきますと、
〔出演者の組み合わせが良かった + ニヤニヤ要素〕
・女優さんの「素の姿」の魅力もかいま見られる。
・女優さん二人の仲むつまじさは、ときに笑って(ニヤついて)しまうほど。(DOKIレズ15の真鍋あや&泉まりん、素人レズ接吻4組目なども)
〔作品時間が長かった〕
・作品のディテールにまで配慮し撮影されるなら、そしてその労力や情熱が多いほど、編集でカットされる部分が減る(のかなーと)。
・制服レズビアンの240分収録はまぎれもない大英断。
〔監督が最高の仕事をした〕
・筋立てや絵面・撮り方など、監督が確たるポリシーで作品を上手に制御する。…それが達成されたからこその、大傑作誕生でしょう。
鑑賞数がまさに1000本にならんとされますとか。
そんな先達のレズもの良否判別の観点を、「レズものAV・良作の条件」として教授願えればなーと、ほのかに期待しとります。